岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

海外修学研修トピックス(イギリス編その1)

研修期間中は時間的な制約もあり、ご紹介できなかったことがたくさんあります。その中のいくつかをピックアップしたいと思います。

150311-212143ロンドンに行くと、古い外観の建物が目立ちます。景観を保存するため、たとえ内部を改装しても外観を変えてはならない決まりがあるそうです。この建物は明治の元勲となった人々が、若いころロンドン大学(UCL)に留学した際に下宿した建物です。中央の男性が、案内してくださったUCLの大沼教授です。

150311-213119これはUCL創設者J.ベンサムのミイラです。彼は学校の行く末を見守るため、自分をミイラにするよう遺言して亡くなりました。彼の「最大多数の最大幸福」という言葉は有名ですね。前を通る学生に「君、しっかり勉強してるかい?」と語りかけているようです。

150311-212458いろんな建物に、歴史的に有名な人が居住したことを示すこのようなプレートが貼りつけられています。この建物には進化論で有名なダーウィンが住んでいたそうです。

150311-230847大英博物館の所蔵品の中でとりわけ有名なのが、このロゼッタストーンです。

150311-231010 スフィンクスもあります。

150312-012652博物館の中は、自然の光をうまく使い、柔らかい雰囲気のなかで見学することができます。写真撮影も、一部の展示品を除きフラッシュを使用しなければ許可されます。

150312-022026大英博物館の最上階には、「日本」の展示室があります。この二つの展示品は陶磁器製の手りゅう弾です。どちらも第二次世界大戦中に軍の命令によって作られたものです。左側は人間国宝の故山本陶秀さんが制作した備前焼製のものです。陶秀さんは、制作したたくさんの手りゅう弾を戦後土中に埋めておられましたが、戦争の記憶を長く後世に伝えるため、あえて掘り出されたということです。この手りゅう弾は、備前市内の公民館や学校にも展示されていますので、実物をご覧になった方も多いと思います。大英博物館でも大切に保管・展示されています。右側は「肥前焼」製と説明されていました。有田焼のことです。有田焼は一度焼き上げた後上絵付けをしてさらに焼き上げますが、破裂させる手りゅう弾には美しい装飾は必要ありません。白い地肌のままのむなしい姿をしています。

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