岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

教育相談の講演会(保護者対象)を開催しました

岡山県精神科医療センターから作業療法士の佐藤嘉孝先生をお招きして、「ネットやゲームに依存する子どもへの関わり方」というテーマでご講演いただきました。
佐藤先生は主にアルコールや薬物、ネット依存等で困っている家族、当事者の相談・支援に当たられています。また、ご自身の受験や海外留学等のご経験を交えながら、ネット依存についてわかりやすくお話しくださいました。
ネット依存の難しい点は、本人に自覚がないこと、「やめろ」といってもやめられるものではないこと、やめてからが大変なことなどをおっしゃっていました。
介入する際のポイントは「やめなさい」ではなく、①何が理由で使用しているか具体的に(人、物、場所、時、状況)聞き、共有すること、②できていることを褒め、認める、③悩んでいることを受け止める、だそうです。また「お母さんは心配しているよ・・・」などのIメッセージを送り、こどもに任せる、親のエゴやMyルールを押しつけないことも大切だとおっしゃっていました。
参加された保護者の中には「親のエゴを押しつけない、という点でハッとさせられました。」「こどものスマホ使用について悩んでおり、今回参加しましたが、お話を聞けて本当によかったです」といった感想をもたれていました。

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