岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

佐藤信一写真展 図書室前で開催中

写真家の佐藤信一さんの写真展を図書室前で開いています。
佐藤さんは、1966年生まれ。親子二代で宮城県南三陸町で写真館を営んでおられましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波により、自宅とスタジオを失いました。「一番苦しいときの写真を残す。この先、何が起きてもみんなが乗り越えられるように」という思いで、今も写真を撮り続けておられます。

DSCN1845

図書室前にこんなコーナーを作りました。
DSCN1842

机といす。スタンド。写真集と関連文献、サイン帳もあります。
DSCN1841

ちょっとした書斎ですね。自然の猛威に押しつぶされそうになる人々の生活。肉親や友人、故郷を失った悲しみと、そこから立ち上がる人々のたくましさ。定期考査の最中ですが、そんなことを味わうひと時を過ごすのも大切です。
DSCN1846

DSCN1844

DSCN1840

DSCN1848

西日本に住んでいる私たちは、ともすれば、あの震災のことを忘れてしまいがちです。しかし、被災地に住む人々のこと、いまだに避難生活を続けている人々のこと、原子力発電所の事故のことに関心を持ち続け、可能な時には行動を起こすことも必要だということを、佐藤さんの写真は教えてくれるような気がします。

カテゴリー: 城東な日々 パーマリンク