今日は、2年次人文社会学類の生徒は、校外フィールドワークに出かけました。「国際理解」の授業選択者は、倉敷市水島に行きました。
午前中はJFEスチールを見学しました。
最初に会議室で担当の方からJFEスチールの概要について説明していただきました。その後工場見学に。
タンクのような貨車の中に溶けた鉄が入っています。陽炎が立ち昇っているのがわかりますか?
これから圧延工場に入ります。真っ赤な鉄がここで薄い板に加工されます。
環境保護のために工場の周りに植えられた木も大きくなりました。
午後は、倉敷市環境学習センターで水島地区の公害と町づくりについて学びました。
みずしま財団の研究員の方から、水島地区の歴史についてレクチャーしていただきました。
公害病の患者さんから、ご自身の経験を直接伺うことができました。子や孫に自分たちのような苦しみを味あわせたくないとの思いで裁判を闘ったことなどを克明に話していただきました。
このような巨大な工業地帯は、岡山県の経済に大きく貢献しています。しかしそのために、人間の健康や環境が損なわれることがあってはなりません。今日はそのことを強く感じた一日になりました。
12月はブログの更新が少なくて失礼しました。新年からは気持ちを新たにして情報発信に取り組みます。皆様よいお正月をお迎えください。(総務課B)