岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

GLOBALⅠの授業で共同通信社 福冨正英氏の講義を受けました。

5月17日(火)今年度の第1回SGH講演会が開かれました。

一般社団法人共同通信社の岡山支局長 福冨正秀氏に講師をお願いし、「海外で働くことの意味」という演題で、グローバル人材に必要な資質について話していただきました。講演の概要は次のとおりです。

 1970年、世界は動いていた。

 まだ、今のように日本から海外に簡単に行ける時代でなかったこともあり、世界を知りたいと考え記者になった。1990年以降、モスクワやインド、バンコクで仕事に携わった。どの国にも貧困があり、誰もが生きるために大変な苦労をしていた。そういった事実を海外で仕事をする中で知り、広く伝えてきた。
 最近の学生は大学卒業後、就職しても海外での勤務を敬遠する傾向がある。保護者も近くにいてほしいと考えているし、本人も日本で生活する方が簡単と考えているからと思う。

 しかし、日本の経済成長率が0.5%程度といったことから、国内企業は海外に進出し、売り上げを増やすしかない状況にある。すでに、多くの企業が海外に店舗を増やし、国内より海外で多く生産されている商品もある。グローバル化の流れは加速しており、日本の企業に就職しても海外に勤務することが普通になっている。

 このような時代の中で、海外で活躍するため、高校生に身につけてもらいたい能力が次の4点である。

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① 自分の意見を論理的に他人に伝える能力
② 日本の歴史や地理についての知識
③ 外国語でのコミュニケーション能力
④ 人の指示に従うのではなく自分で考える能力  である。
 これらの能力を身につけることが、今後、海外で働くときに役立つと考えている。

講演の後、生徒代表が「海外で働くために必要な資質や能力について知ることができる貴重な時間になりました。高校でしっかりと学習して、これらの能力を身につけたいと思います。」とお礼を述べました。

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