岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

“Do you know the taste of real chocolate?”

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図書館特別講座「『チョコレート』からあっと驚く世界が見えてくる!」を818日(木)に開催しました。

講師は田辺大蔵先生(岡山県立邑久高等学校教諭)。図書館からの呼びかけに、「GLOBALⅢ」でグローバル課題の研究に取り組んでいる3年次生や「GLOBALⅡ」でフェアトレードに関して調べている2年次生など、約25名が受講しました。

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世界では1億6800万人、9人に1人の子どもが児童労働をさせられていますが、ガーナでは100万人いるともいわれています。講義では、カカオ農園で働く兄弟の様子を映像で見せていただきました。とても危険で過酷な労働内容でした。

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カカオ生産者の収入は、チョコレート一枚あたり約3%だそうです。私たちは、消費者として「安さ」を求めます。しかし、そのしわ寄せが途上国の生産者たちに降りかかり、子どもが働かなければならない状況をも生み出していると知りました。

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「私たちに何ができるのか。」田辺先生からこう問われた生徒の一人は、「まずは、知ることが大切。今回の講座でガーナの現状を知った私たちは、自分が考えたことを発信したり、協力しながら支援したりするなど、何か行動を起こしていかなければならない。」と答えていました。

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田辺先生は、「新聞には他のメディアに比べて信憑性の高い情報を多く掲載している。新聞紙面の小さな記事にも注目するなど、アンテナを高く上げて、情報収集を続けてほしい。遠い国が抱える問題も、実は私たちの日常と繋がっている。表面だけを見るのではなく、その内実を広い視野で捉えることができるようになってほしい。」と講義を締めくくられました。

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