岡山城東高校の日々をつづります
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GLOBALⅠの授業で、AMDAネパール事業担当 アルチャナ・シュレシュタ・ジョシ氏から講義を受けました。

10月25日(火)AMDAネパール事業担当の アルチャナ シュレシュタ ジョシ 氏を講師としてお招きして、第4回SGH講演会を開催し、「~ ネパール大地震 ~緊急支援活動と復興支援活動について」という演題で、ご講演いただきました。

講演会では、まず歴史や、地形、宗教、観光など、ネパールの概要や、ネパールでの教育制度について説明を受けました。ネパールでは、識字率(文字の読み書きができる人の割合)が57パーセント程度であることや、小学校5年生までの学校制度はあるが、家事や貧困などの理由で、学校に行けない生徒がいることなどを聞き、生徒は大変驚いていました。

次に、死者:8,969人、負傷者:22,321人以上、行方不明者:384名という大変な災害のあったネパール中部地震の被災状況について説明を受けました。地震直後、カトマンズでは、電気がこない、電話がつながらない、 住民は毛布を持って外へ出てさまよっているという状況にあったことを、画像を見ながら説明を受け、また、その時のAMDAの支援について学習しました。

地震発生後には、世界30箇所にあるAMDA支部から多くの人が現地に来て、カトマンズの市内や郊外の村で巡回診療や物資援助、衛生指導といった、復興に向けた支援が行われたことや、AMDAとネパールの医師会、ネパール保健省が協定を結び、病院が復興され、また、車いす制作のプログラムやカウンセリングボランティア育成事業などが実施されたことを学習しました。生徒の中には、将来、海外で支援の仕事に携わりたいと考えている者もあり、こうしたAMDAの支援に向けた取組のお話が大変参考になりました。また、生徒から多くの質問があり、大変有意義な講演会になりました。

講演会の最後には、生徒が「ネパールの地震では多くの国から支援がありましたが、日本でも熊本で地震があり、同様に多くの国から支援を受けています。今後も世界が1つになって、こうした支援を継続していくことが大切だと考えています。今日の講演会では、AMDAの具体的な取組を聞くことができ、理解が深まりました。本当にありがとうございました。」と挨拶しました。

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