岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

平成29年度海外修学研修 8日目、9日目

イギリスを離れる日になりました。

朝食の後、荷造りを終えて、修了式を行いました。
Ardmore Berkshire College 
で8日間を過ごし、英語コースのプログラムを終えたことに対する修了証が、担当スタッフのAgaさんから一人ひとりに渡され、生徒がお礼の気持ちを伝えました。もう一人の担当スタッフのMJさんは前日に誕生日を迎え、早朝にオランダにいる家族のもとへと出発したため、今回の修了式には参加できませんでした。
修了証には生徒毎に異なるコメントが手書きで書かれていて、特に英語の授業についてのコメントはお世話になったKay先生の直筆で、生徒は感激していました。

寮からスタディセンターへ向かう道、自然あふれる風景、毎日おいしい食事が出された食堂も、これが最後だと思うと、名残惜しい気持ちになりました。

出発までの時間、最後のアクティビティとして、絵を描きました。Ardmore Study Centreに飾ってくださるそうです。Ardmoreで学んだ記念が残せたらと、日本、岡山の紹介や、イギリスの思い出を思い思いに描いていました。

別れの時です。毎日早朝から夜遅くまで色々お世話になったAgaさんに生徒全員からプレゼントをしました。彼女は一人ひとりにハグをしてくれ、バスの出発まで涙ぐみながら手を振ってくれました。彼女のことを、参加した全員がずっと忘れないでしょう。

午後はHughenden Manor(ヒューエンデン邸宅)を訪れました。英語でガイドをしていただきながら部屋を巡るハウスツアーを体験し、素晴らしい建物と手入れの行き届いた庭園にイギリスの歴史と伝統を感じました。生徒から質問もしていました。
ここは、ユダヤ人でありながら保守党から2期の首相を務め、ヴィクトリア朝を代表する政治家として活躍し、後に伯爵の称号も与えられたディズレーリの邸宅で、彼を寵愛し、この邸宅を何度も訪れたというヴィクトリア女王の肖像画も飾られていました。第2次世界大戦中は屋敷の地下が最高機密の空軍基地として使われていたという歴史もあり、現在はナショナルトラストによって管理されています。

イギリス時間3月10日午後7時(日本時間11日午前4時)にヒースロー空港を出発しました。
羽田空港までは12時間半。前半は日記をつけたり、予習をしたりする姿も見られましたが、機内泊ということで睡眠と2回の食事をとったためか、羽田空港到着までが短く感じられたようです。

羽田空港で乗り換え、出発はわずかに予定より遅れましたが、午後7時40分に岡山空港に無事到着しました。
保護者の方々に見守られる中、浅沼校長、年次主任の秦先生の出迎えで解散式を行いました。

校長から「これからの人生に今回の経験を生かしてほしい、城東生に研修のことを伝えていってほしい」などのメッセージがあった後、生徒が「正直、個々の英語の力には差があるけれど、たくさんの人々と出会い、失敗を含む経験をする中で、本当に大切なのは英語力というよりも、何を伝えたいか、どう行動するかだと感じた。これから頑張っていきたい。」と挨拶をし、全日程で大変お世話になったツアーガイドさんともお別れをして解散しました。

生徒全員が体調を崩すこともなく、充実した旅程を終えて無事帰ってこられたことに、心から感謝しています。色々な方々の支えがあってこの研修を行うことができました。本当にありがとうございました。

 

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