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第34回翠緑祭 開催

第34回翠緑祭が、9月4日(金)と5日(土)の両日に渡って行われました。コロナ禍のなかでの開催について、生徒も教員も、何度も話し合いを重ね、例年とは異なる形での実施となりました。

オープニング。今年は3年次生のみ体育館に入場。1、2年次は中継カメラを通してHRのスクリーンでイベントを視聴しました。

        

思うままに声援を送ることはできませんでしたが、在校生全員でイベントを楽しむことができました。体育館では一体感のある拍手や手拍子が演者に送られ、HRではクラスメイトの活躍が映ると皆で大興奮。城東生には楽しいことをとことん楽しめる才能が脈々と受け継がれているようです。

続いてオープニング有志としてダンス、音楽などの披露がありました。3年生は最後の記念にと、特に多くの有志参加がありました。

    

年次の創作物は1年次・・・展示(絵)、2、3年次・・・動画作成。どれも初めての取組で、各年次の生徒と担任が綿密にミーティングを行い、例年より短い夏休みの中、大急ぎで準備を進めました。特に今年は行事が延期や中止となった中で、作品制作を通してHRの雰囲気がより和やかになりました。完成した作品はそれぞれ体育館やHRで鑑賞・視聴しました。

    

本校の特徴でもある音系3部(管弦、吹奏、合唱)のコンサートは体育館で行いました。すべての演目の観客は抽選制で、はずれた人はHRで生中継を視聴。合唱部からは「今年初めてステージに立てた。皆の前でパフォーマンスができてうれしい」との言葉がありました。

    

 

    

 

    

別日程で行う予定だった体育の部は中止としましたが、縮小版の「競技部門」として文化部の中で開催しました。生徒と体育科の教員が何度も協議し、感染・熱中症対策の両問題を解決できるように演目や形態を工夫しました。選抜選手がリレー中心の競技に出場し、応援する生徒はHRの生中継を視聴。生徒の実況中継を聴きながら、自分たちが所属するブロックの選手を一生懸命に応援しました。

    

エンディングの最後には翠緑祭実行委員(通称スイジツ)が壇上で挨拶し、今年も無事終幕――と思いきや、3年次からのサプライズムービーが。「サンキュースイジツ」の声に、スイジツの目に涙が溢れました。例年のことが何もできない中、それでも翠緑祭をしたい、皆を楽しませたいという強い思いで準備と当日運営をした生徒たち。先の見えない企画運営をやり遂げる困難が報われて、大きな達成感を得られたようです。

    

大きなイベントをするには制約のある状況で、生徒たちは自分で考え、行動し、自分たちのしたいことを新たな形で実現しました。本校の「進取・協同」の精神が遺憾なく発揮され、今年も城東らしい翠緑祭となりました。

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