岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

2学期終業式 校長式辞より

総務課S です
ところで だれ? 総務課N ってだれ??(笑)

さて 本日午後は終業式
後日詳細がUPされるそうなので ここでは 校長の式辞の一部をば…
心に響きました

SHI_3970


「協同」について2点、私の考えをお話しします。
まず一つは、多様性の大切さです。人は同質な者で集団を作りがちです。同質な集団は、改革意識や創造の意識に乏しく、排除することによって成り立つ閉塞的な集団となります。多様性は、視野や考えを広げ、創造の次元を高めてくれます。今、大学や企業は、異質な才能を持つ人材を世界に求めています。城東には、4つの学類に代表される多彩な才能が集まっています。全県下から、全世界から多様な文化を背景とする個性が集まっています。そして、「進取・協同」を積み重ねてきた伝統があります。この「協同」の力をつける上で、本校はすばらしい環境にあります。
次の一つは、「協同」の方向が他から尊敬されることの大切さです。グローバル化する社会において集団どうし競争することは避けられません。学術や経済の世界などその典型です。その方向が、他から尊敬されるものである時、競争に正当性が生まれ、人類の進化につながります。その尊敬される方向とは、普遍の人類愛であり、持続する社会の構築であり、人類の未来への貢献です。「自分ひとりのためならず、自国一国のためならず」の精神が「協同」の方向性としてとても大切です。
異なる文化は対立しやすく、融和は難しいものです。今月初めになくなられた、南アフリカのネルソン・マンデラさんの偉大さはその融和にあります。マンデラさんを主人公にした「インビクタス・負けざる者たち」という映画がありました。マンデラさんは、強くやさしい信念の指導者でした。「私は、我が魂の指導者だ」という言葉が印象的でした。人間が、何十年も自分を監獄に閉じ込め、生と死の間で労苦を強いた人たちを許し、融和できることを証明した人でした。「協同」を実践する中で、うまくいかなかったり、傷ついたりすることがあると思いますが、だからこそ成長があるのだと思います。

有意義な年末年始となることを願っておりますよ(総務課S)

カテゴリー: メッセージ パーマリンク