演劇

■ OUT OF CONTROL(大倉マヤ 作)

平成29年度岡山東地区高等学校実験劇場(2017年6月10日 岡山県天神山文化プラザ)

2年前にもこの作品を上演しました。今回はメンバーを一新してチャレンジしました。

この作品は核爆弾を内蔵されたアンドロイド少女たちのお話です。少女たちにとって「自分らしくなること」、それは自分たちについている核爆弾のスイッチを作動させることです。そのあとに何が起こるか、少女たちは知るよしもありません。とうとう少女たちは自分たちを作った科学者の意図をはずれ、暴走し始めます。

前回は東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故をイメージして上演しました。今回はいまだ収束しない事故の影響に加え、朝鮮半島をめぐる国際情勢のことも演出に取り入れました。作品自体は、チェルノブイリ原子力発電所の事故をきっかけに作られたものですが、当時は核軍縮の機運が高まりつつある時期であっただけに、核戦争が現実に起こりうるという危機感は現在ほど高くなかったように思います。

しかし、今日、核実験やミサイルの発射実験を繰り返す国の存在や、世界のあちらこちらでくりかえされるテロ、相変わらず進展しない核軍縮交渉にみられるように、この作品に描かれる世界が現実に訪れないという保証はないということが鮮明になってきました。「核兵器は存在自体が戦争の抑止力になる」という考え方があります。しかし、核兵器が「本来の」役割を果たすことが絶対にないのか。私たちはそのことをこの作品で描きたいと思いました。

 

■岡山城東演劇部の合言葉は“Who’s there?”

顧問がかつて勤めていた学校で、東京演劇集団風(とうきょうえんげきしゅうだん かぜ)をお招きしました。公演後開いた交流会で、ある生徒が、主役を演じられた高田三悟さんに、「これまで演じられたお芝居のなかで、一番好きな台詞は何ですか?」と尋ねました。高田さんは即座にこの台詞を挙げられました。これはシェイクスピアのハムレットの冒頭の台詞で、城の警備をしていた番兵が、交代のために城壁に上がってきた別の兵士に「誰だ?」と誰何(すいか)したときの言葉です。この言葉を挙げた理由として高田さんは、「これは『おまえは誰だ』という意味です。それは、『自分は何なのだろうか』という意味にもなります。『他の誰でもない自分っていったい何だろう』というテーマは、現代に生きる私たちにとって大切なテーマです。シェイクスピアはこの台詞を冒頭に持ってくることで、このことを私たちに突き付けているのだと思います。」とおっしゃいました。

「人間とは何なのだろう」「よりよく生きるとはどういうことなのか」という問いかけは、哲学では大切なテーマです。多くの哲学者はそのことに関して、いつでもだれにでもあてはまる答えを追求してきました。しかし、20世紀になると「他の誰でもない自分とは何なのだろう」「自分らしい自分とは何なのだろう」ということも重要なテーマになりました。シェイクスピアは17世紀の人とされていますが、まさにそのことを先取りしていたのでしょうか。

私は、高田さんのお話に深く感銘を受けました。高田さんとはその後お会いすることができませんでしたが、その一期一会の出会いを大切にしたいと考え、本校に勤め始めたころ、この言葉を演劇部の合言葉にしようと部員に提案しました。みな賛成してくれ、その後、部で作るTシャツやトレーナーにはこの言葉が入るようになりました。部員たちはもちろん高田さんにお会いしたことはありませんが、お芝居を通じてこんな結びつきができたということに、出会いということの不思議さを感じます。

城東演劇部がめざすのは、「かけがえのない自分とは何だろう?」です!

 

■≪不思議の国のアリスの≫帽子屋さんのお茶の会(別役実 作)

平成28年度岡山県高校演劇の祭典(2017年3月19日 久米南町文化センター)

森に棲む帽子屋は、お茶会を開こうとあちらこちらに招待状を出します。でも、本当にお客は来てくれるのか。帽子屋は心配で仕方がありません。はたしてどんな人(動物)が来てくれるのか。プロでも演じるのが難しい別役作品に、高校生が挑戦しました。

 

■ジャージ家族(岡田ゆき 作)

第26回関西高等学校演劇部定期公演賛助出演(2016年12月25日 岡山県天神山文化プラザ)

ここは水野家。ジャージ大好き家族だ!ところがある日突然、長男の希泰(きたい)がジャージを着ないで、しかも婚約者まで連れて帰ってきた!?水野家の将来やいかに??

 

■ざっと・いず・ざ・くえすちょん(さくらももと 作)

平成28年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山東地区大会(2016年10月2日 岡山県天神山文化プラザ)

不登校を「している」3人の高校生。あることがきっかけで、苦悩と葛藤を繰り返しながらも目的をもって学校へ行くことにした。ところが苦労してたどり着くと、そこにあるはずの学校が・・・・ない!

■ちゃぶ台の詩(石原哲也 作)

平成28年度岡山東地区高等学校実験劇場 2016年6月5日 岡山県天神山文化プラザ)

田舎に暮らす有子は歌手になるのが夢。でも、娘がかわいくて仕方がない父は頑としてそれを認めません。さて、有子はどうするのか。よくあるテーマではありますが、石原ワールドらしい心温まる作品です。

 

■PLEASE Mr.POSTMAN -冬木立の子守歌-(古谷修とINAGEDORAMATHE20th 作)

平成27年度岡山県高校演劇の祭典(2016年3月21日 久米南町文化センター)

街の片隅に取り残されたように存在する菜の花郵便局。そこの局員たちは浪人生の孝一の恋を成就させようと、孝一のラブレターを書き換えて相手に届けます。やがてちぐはぐな手紙のやり取りが始まります。人間が自立していくためには、かけがえのない人たちとの出会いが必要だ。そんな思いで作品に取り組みました。

 

■明日、君を食べるよ(なるせゆうせい 作)

平成27年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山東地区大会(2016年9月27日 岡山県天神山文化プラザ)

さなぎの母は畜産農家の男性と再婚します。その家で、さなぎは肉牛のウシのすけに出会います。固く閉ざしたさなぎの心も、ウシのすけとの交流により徐々に開かれていきます。しかし、やがてウシのすけを食べる日がおとずれます。私たちは多くの命をもらって生きている。そんなことをお伝えしたいと思い、この作品に取り組みました。

 

 

■OUT OF CONTROL(大倉マヤ 作)

平成27年度岡山B地区高等学校実験劇場(2015年6月14日 岡山県天神山文化プラザ)

核爆弾が内蔵されたアンドロイド少女たち。少女たちにとっての自己実現は、内蔵された核爆弾を破裂させること。世界各地に配備された核兵器。それらの兵器が本来の役割を果たすとき、いったい何が起こるのか。そんなことを観客の皆さんと考えたいと思い、この作品を選びました。

 

■やさしいあくま(なかむらみつる原作 岡山城東高等学校演劇部脚色)

平成26年度岡山県高校演劇の祭典(2015年3月21日 久米南町文化センター)

絵本作家のなかむらみつるさんの絵本を脚本化しました。なかむらさんからは心温まるメッセージをいただきました。

 

■月の薬(岡山城東高等学校演劇部作)

第24回関西高等学校演劇部賛助公演(2014年12月25日 岡山県天神山文化プラザ)

JOTOブログ2014年12月の記事をご覧ください。

 

■空の村号(篠原久美子作)

平成26年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山B地区大会(2014年9月28日 瀬戸内市中央公民館)

東日本大震災による原子力発電所の事故によって、翻弄さfれる酪農家の家族の物語です。もう一度故郷で牛を育てたい、家族のそんな願いを表現したいとの思いでこの作品に取り組みました。

■ゆめ・夢のあと(宮野尾美紀子作)
平成26年度岡山B地区高等学校実験劇場(2014年6月8日 瀬戸内市中央公民館)

童話でおなじみの白雪姫・オーロラ姫・マッチ売りの少女が死んだ後って考えたこと、ありますか?「冗談じゃないわ!死んでたまるもんですか!」3人は生の世界へ戻るためにシスター・ふくろう・みみずくの助言を頼りに命の水を探しに行くが……。

この作品を通じて人間の醜さや、現実を受け入れることができず足掻いても、その結果が必ずしも自分の望む結果になるとは限らない。その現実を受け入れ前に進んでいくことの大切さが伝わったらいいな、と思い演じました。
今回は1年生の初舞台でもあり、部員皆が初めてづくしの中での稽古でしたが精一杯、稽古に励み演じきることができました。

(残念ながら写真はありません)

 

■「School Aid-今、学校は病んでいる-」 (西沢周一作)
平成26年度新入生歓迎公演(2014年4月 本校コモンホール)
体育祭当日、校庭が畑に変わっていた!?犯人は畑に種までも蒔き、さらにはテニスコートはビニールハウスに…「先生、職員室がまっくろなんですー!」「大変だぁ!プールが色とりどりに!」「調理室から物凄い匂いが〜!」次々に起こる事件の解決に熱血教師が走り回る!全てを知る人は…保健室の先生?!「校長先生、どうして火なんかつけたんですか!!」「それじゃ、私はもう一度燃え具合を見てきます。」
この作品は今までの作品と違いギャグ色の強いものだったので、笑いをとるために思いっきりバカになり楽しむことを目標として稽古に臨みました。新入生歓迎公演ということもあり少しでも楽しんでもらえれば、と思い演じました。

 

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■「祭りよ、今宵だけは悲しげに-銀河鉄道の夜-」(加藤純・清水洋史作)
第23回関西高校演劇部定期公演賛助公演(2013年12月24日岡山県天神山文化プラザ)
平成25年度旭東地域冬季演劇発表会(2014年2月2日瀬戸内市中央公民館)
「僕にとっての一番の幸いって、何だろう。」大切な友達カムパネルラを亡くしたジョバンニは自分のつくりだした幻の中で生きていた。終着駅に辿り着くとどんな願いでも叶えてもらうことができる、という銀河鉄道に乗りカムパネルラと共に旅をするなかで老婆、教授と助手、ゾンビ、そして車掌に出会う。様々な人との関わりの中でだんだんと自分のいる世界が現実ではないことに気づき始めるジョバンニ。しかし幻であることを受け入れられずにいたのだが……。
ジョバンニを通して一番の幸いとは何か、また少年から大人への成長を必ず押し付けられる理不尽さの中での葛藤や輝きを感じました。
今回は1年生2人でメインを演じました。この作品を2つの発表会で公演できたため、密度の濃い稽古と話し合いを重ねることができ私達にとって思い出深い作品となりました。

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■「見送る夏」(越智優作)

岡山県l高等学校総合文化祭演劇部門岡山地区大会(2013年10月5日岡山県天神山文化プラザ)
夏休みも終わりに近い8月下旬。ちっとも終わらない宿題をみんなで片付けようと、早枝子の家に集まった仲良しグループの仲間たち。早枝子の家には居候の茉莉もいる。皆それぞれの思いを抱きながらそれぞれの夏が過ぎていく。そんなお芝居です。

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「・・・腹筋のトレーニングでもなさってたんですか?」

「いえっ、そういうわけでは・・・。」

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大切なものを飛ばしてしまって皆呆然

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花火したかったのに雨!?

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本番前のおめかしです

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舞台上ではこうなります

演劇部
活動紹介 【2013年度】
■岡山市内高等学校実験劇場(2013年6月7日岡山県天神山文化プラザ)
曽我部マコト作『パヴァーヌ』を上演しました。演劇部写真1演劇部写真2この作品は、双子の妹アキを亡くしたユキが、アキの友だちのサナコ、アイコ、ハー、ソーマと出会い関わっていく物語です。私たちは、アキを中心に集まった高校生の変化を描くことによって、死んだ人は二度と帰ってこない、死んだ人と成り代われる人は誰もいないという現実を伝えようとしました。かけがえのない友の死を受け入れることはつらいです。でもそれを乗り越え私たちは一人一人の人生を歩んでいくのだ。そんなことが伝わればいいなと思ってそれぞれの役を演じました。
今回は新入部員4人を迎え、総勢6人で取り組みました。気の許せる仲間たちの雰囲気が出せるよう、楽しく演じることを心がけました。