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岡山県立城東高等学校_校章
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岡山城東高校

演劇

■「MOVE」 田中 誠一郎 作

令和5年度 岡山東地区実験劇場(2023年6月11日 天神山文化プラザ)

大学進学が決まり、上京に向けて引っ越し準備に勤しむ…はずの奈央。片付けを手伝う歩美は、後から後から出てくる雑多な「モノ」たちに戸惑いを隠せない。「捨てられない女」と「片付けたい女」の熾烈なバトルは、ついにとんでもないものを呼び寄せてしまう……。

新入部員4人を迎えての初舞台。4年ぶりに大きな制限のない中での上演となり、たくさんの方にご覧いただくことができました。

 

◾️『線の上の私たち』田方奈音・岡山城東高校演劇部 作

令和4年度 岡山東地区大会(2022年10月8日 天神山文化プラザ)

文化祭の実行委員の一 似子(にのまえ にこ)は、全校生徒と体育館で「線おに」をするという企画を出す。クラスメイトや担任とともに企画を成功させるよう奮闘するが…。

今回の地区大会は3年ぶりの一般公開で、私たちは「線おに」を題材にした生徒創作台本を上演しました。現部員では初めての台本創作だったので、普段以上に試行錯誤の多い練習で、本番直前まで不安でしたが、本番は家族や友人などたくさんの方に見ていただくことができ、演劇の楽しさを改めて感じることができました。

 

◾︎『祭りよ、今宵だけは哀しげに』加藤純・清水洋史 作

令和4年度 岡山東地区実験劇場(2022年6月5日 天神山文化プラザ)

泣き虫な少年ジョバンニが、親友カンパネルラと一緒に銀河鉄道に乗り、「一番の幸い」を見つけていくという、宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』をもとに作られた劇を公演しました。今回は1年次生の初舞台だったので課題も多く、新型コロナウイルスの感染対策で練習時間も少なかったのもあり、不安が多い中での公演でしたが、無事に演じ切ることができました。

 

◾︎『Painting Heart,』 弥 作

令和3年度 岡山東地区大会(2021年10月2日 天神山文化プラザ)

アンドロイドが普及し、人間は利益を享受する者と、不利益を被る者に二分化されていた。画家のカリーは友人の科学者ハツメからアンドロイドのアロイを託される。カリーと生活する中でアロイに起こった変化と、ハツメがアンドロイドを託した本当の理由とはー

今回は創作台本の公演でした。舞台展開が複雑で、直前まで調整をしなければなりませんでしたが、無事に演じ切れて安心しました。小道具などもこだわったので、観ていただいた方々から褒めていただき嬉しかったです。公演に携わってくださったすべての方々に御礼申し上げます。

 

 

■『雨のち晴れとなるでしょう』 佐知 稔 作

早島町高校演劇フェスティバル~あおはるボックス2021~inゆるびの舎
(2021年3月21日 早島町ゆるびの舎)

雨のち晴れ― とある初夏、大月晴香と星野宙(そら)は屋上で出会った。二人の関係は、「友達」と呼ぶには余りに淡泊だった。しかし、「他人」と呼ぶには近すぎる。ある日、宙は気象学の懸賞論文に応募し、評価される。審査した大学の研究者は、なぜ気象学の研究をしないのかと宙に問う。しかしその言葉は、宙にとっては胸に突き刺さるものだった。お互いを理解しようとしながらも、どこかすれ違いの続く二人は、とうとう雨の屋上で衝突する。そんな二人の頭上にやがて虹が架かる・・・。
今の決断が、人生の大半を決めてしまうような錯覚に陥りがちな私たちは、将来について考えるとき、迷ったり嫌になったりしがちです。しかも親や周囲の目がやたらと気になって、身動きがとれなくなることもあります。そんなときに最も力になってくれるのは、やはり友人ですね。かけがえのない友人と出会い、ともに青春の日々を過ごしたい、そう願ってこの作品に取り組みました。
コロナ禍の中、マスク着用という異例な措置ではありましたが、関係された方々のご尽力により、発表することができました。心からお礼申し上げます。

 

 

■『昭和みつぱん伝 浅草・橋場二丁目物語』 タカハシ ナオコ 作

令和2年度 岡山県高等学校総合文化祭演劇部門 岡山東地区大会 優秀賞
(2020年10月4日 岡山県天神山文化プラザ)

第44回岡山県高等学校総合文化祭演劇部門 第70回岡山県高等学校演劇発表会
特別賞「令和のJKが昭和の女子学生を見事に演じたこと」に対して
(2020年 11月21日 岡山市立市民文化ホール)

本年度は、新型コロナウィルス感染症の拡大のため、年度初めから臨時休校となり、部活動の立ち上げができず、大変なスタートとなりました。それでも、二人の新入生が入部しました。さらには、音楽や演劇など、各種イベントが軒並み中止される中で、岡山県天神山文化プラザの皆さんをはじめ、多くの方々のご尽力により、実験劇場の代替として岡山地区高等学校演劇発表会夏季フェスティバルを開催していただき、地区大会も無事開催することができました。地区大会では、一般のお客様の前で、上演できる幸運に恵まれました。中止された行事も多かったのですが、私にとっては実現できたことのほうが、多かったと感じています。大変な年だったからこそ、たくさんの人たちのご支援が身に染みた一年でした。
「昭和みつぱん伝 浅草・橋場二丁目物語」を初めて読んだとき、絶対この作品を地区大会で上演したいと思いました。それは、他の部員も同じだったようで、この作品に取り組むことが、自然に決まりました。この物語は、戦争によって引き裂かれてしまった二人の少女のお話です。二人の置かれた状況は、未知のウィルスによって、友人たちとともに過ごす機会を狭められた、現在の私たちに通じるものがあります。自分たちではどうすることもできない状況の中で、よりよく生きようともがく姿に、私たちは強く共感しました。もちろん、戦争は自然災害ではなく、人間が作り出したものであり、コロナ禍も、人類が自然を軽視し続けたことが、原因の一つであることは間違いないでしょう。どうしようもない状況を作り出したのは、人間自身であることを、私たちは忘れてはなりません。
上演を決めた後、私たちは、互いに意見を出し合いながら、稽古を重ねていきました。彼女たちに近づくため、何度も遊んだり喧嘩をしたり、それは必死の思いでした。彼女らに降りかかったことの理不尽さは、誰もが感じることではありますが、と同時に、そのような時代にあっても、彼女たちには、日常のささやかな幸せがあったことを、感じていただけたなら、この作品に取り組んだ甲斐があったのではと思います。
上演が終わり、緞帳が下りたとき、「やりきった」という達成感がこみ上げてきました。もちろん完璧であったわけではありませんが、私たちができる最大限の舞台を、観客の皆さんにお届けできたと思います。審査結果の発表で、私たちが優秀校に選ばれたときには、驚きで、思わず身が固くなりました。そして、県大会で再び彼女たちと過ごすことができるのだという喜びでいっぱいになりました。上演後に記入していただいた、たくさんの感想カードの温かい言葉を胸に、再び稽古を重ねました。
そして、迎えた県大会当日。三年生の先輩方も応援に駆けつけてくださり、楽しんで上演を終えることができました。県大会という舞台でお芝居をしたという経験は、私たちにとって宝物です。
最後になりましたが、私たちに演劇をする機会を与えてくださったすべての皆様に、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。   (2020年度部長)

 

 

■別役実先生ありがとうございました

劇作家として多くの作品を世に出された別役実先生が、去る3月3日に逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
別役先生の作品は、高校演劇でも数多く取り上げられ、本校演劇部も2017年に「《不思議の国のアリスの》帽子屋さんのお茶の会」を上演しました。(過去の上演記録をご覧ください)
上演後、別役先生に上演の様子を記録したDVDと部員の寄せ書きをお送りしたところ、心のこもったはがきをいただきました。そのはがきには、電信柱とあかりの灯った小さな家のイラストが描かれていました。どちらも別役先生の世界を象徴するものです。別役先生の作品は、これからもいろいろなところで上演されていくことでしょう。

 

 

■獣人の国

(岡山城東高校演劇部 作)

令和元年度 岡山県高等学校総合文化祭演劇部門 岡山東地区大会

(2019年9月28日 岡山県天神山文化プラザ)

ここは獣人(じゅうじん)の国。人々は皆明るく、楽しく幸せに生活していました。あるときそこへ迷い込んだカエデは、案内人・椿をはじめとする愉快な獣人たちに歓迎され、この“理想郷”で過ごそうと決めました。しかし、この国を否定的に捉えているスミレは、ここでは幸せになれないとカエデを諭します。やがて仲の良かった獣人さえも謎の失踪を遂げ、カエデは獣人の国に対する不信感を募らせます。そして、スミレの真の思いを理解し、椿にも優しく背中を押されたカエデは、ついに母の待つ現世に帰ることを決意したのでした。

今回は、私たちにとって初めてとなる創作台本に取り組みました。ゼロからの制作は難しかったのですが、獣人たちのカエデへの愛情が、観てくださった方々に伝わるよう何度も台本を手直しし、より良い作品をめざして本番直前まで練習を重ねました。

 

 

■アルジャーノンに花束を

(ダニエル・キイス原作 菊池准脚色)

平成30年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山東地区大会

(2018年10月6日岡山県天神山文化プラザ)

生まれつき知的障碍(しょうがい)を持つチャーリー は、まだ研究途上にある特殊な手術により、驚異的な知能を獲得します。彼の変化は周囲の人たちを驚かせますが、彼自身は、これまでの自分に対して周囲の人たちが抱いていた差別感情や手術に関わった研究者の野心に気づいたり、幼い頃の記憶がよみがえることで混乱します。そして高い水準の知的能力と幼いままの感情とのギャップが広がる一方で、彼は養護施設で自分の教育担当だったアリスに対して抑えがたい感情を抱くようになります。しかしそれはなかなか受け入れられません。やがてチャーリーは、同様の手術によって驚異的な能力を持つに至ったネズミのアルジャーノンが錯乱しながら息絶えたことにより、自分の運命を悟ります。
広く知られ、さまざまなとらえ方のできる作品ですが、私たちなりに議論を重ねて本番に臨みました。

 

 

■せせらぎはいつも

(高木豊平 作)

平成30年度岡山東地区実験劇場(2018年6月3日岡山県天神山文化プラザ)

部員不足に悩む演劇部。3年生は進路に悩んで部活からは引退するし、今度のコンクールには出られそうもない。でも「もう一度舞台に立ちたい」「芝居が好き」そんな思いがやがてバラバラだった部員を再結集させます。そして新たな仲間も加わり、創作作品でコンクールに出ようというところまでこぎ着けました。ところが恋のもつれで、またもや危機が…。どこの演劇部にもありそうな話ですが、それだけに身につまされます。部員たちはさまざまな危機を乗り越え、さらには元気な演劇部顧問や学校の事情を熟知している校務技術員さんに支えられながらいよいよ本番を迎えます。

 

■    銀河旋律

(成井豊 作)

平成29年度岡山県高校演劇の祭典

(2018年3月24日 久米南町文化センター)

ニュースキャスターの柿本と高校教員のはるかは恋人同士です。はるかの同僚サルマルは、過去に時間をもどして柿本とはるかの出会いを妨害し、はるかと結ばれようと画策します。サルマルの陰謀に気づいた柿本は過去にもどり、はるかに自分の思いを伝えようと試みます。
この作品は随所に万葉集の和歌がちりばめられ、古典とSFが絶妙に調和しています。今回の上演では、舞台上で演奏される琴の調べに乗せた歌声で、万葉集の歌を表現してみました。一期一会の出会いの大切さと人の想いが時空を超えて伝わっていくことを、観る人に感じていただけるようようがんばりました。

 

■ PLEASE Mr.POSTMAN -冬木立の子守歌-

(古谷修とINAGEDORAMATHE20th 作  岡山城東高等学校演劇部 潤色)

平成29年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山東地区大会

(2017年10月1日 岡山県天神山文化プラザ)

昨年3月に上演した作品を、新しいキャスト・スタッフで再演しました。

街の片隅に何故か青天井で開設される菜の花郵便局。そこで働く愉快な仲間たちが、浪人生の孝一の恋を成就させようと、彼のラブレターを勝手に書き直します。彼らの努力の甲斐あって、孝一とゆき子の奇妙な手紙のやり取りが始まります。メール、ラインといったSNS全盛の今の時代にあっても、自分の手で書いた手紙を人の手を通じて届けることの意味は失われることはありません。そして、人間は多くの人に支えられて自立していきます。そのようなテーマをほのぼのとしたタッチで描くことに取り組みました。前回は昭和の時代を忠実に再現することをめざしましが、今回は平成の時代に置き換えて上演しました。

 

■ OUT OF CONTROL(大倉マヤ 作)

平成29年度岡山東地区高等学校実験劇場(2017年6月10日 岡山県天神山文化プラザ)

2年前にもこの作品を上演しました。今回はメンバーを一新してチャレンジしました。

この作品は核爆弾を内蔵されたアンドロイド少女たちのお話です。少女たちにとって「自分らしくなること」、それは自分たちについている核爆弾のスイッチを作動させることです。そのあとに何が起こるか、少女たちは知るよしもありません。とうとう少女たちは自分たちを作った科学者の意図をはずれ、暴走し始めます。

前回は東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故をイメージして上演しました。今回はいまだ収束しない事故の影響に加え、朝鮮半島をめぐる国際情勢のことも演出に取り入れました。作品自体は、チェルノブイリ原子力発電所の事故をきっかけに作られたものですが、当時は核軍縮の機運が高まりつつある時期であっただけに、核戦争が現実に起こりうるという危機感は現在ほど高くなかったように思います。

しかし、今日、核実験やミサイルの発射実験を繰り返す国の存在や、世界のあちらこちらでくりかえされるテロ、相変わらず進展しない核軍縮交渉にみられるように、この作品に描かれる世界が現実に訪れないという保証はないということが鮮明になってきました。「核兵器は存在自体が戦争の抑止力になる」という考え方があります。しかし、核兵器が「本来の」役割を果たすことが絶対にないのか。私たちはそのことをこの作品で描きたいと思いました。

 

■岡山城東演劇部の合言葉は“Who’s there?”

顧問がかつて勤めていた学校で、東京演劇集団風(とうきょうえんげきしゅうだん かぜ)をお招きしました。公演後開いた交流会で、ある生徒が、主役を演じられた高田三悟さんに、「これまで演じられたお芝居のなかで、一番好きな台詞は何ですか?」と尋ねました。高田さんは即座にこの台詞を挙げられました。これはシェイクスピアのハムレットの冒頭の台詞で、城の警備をしていた番兵が、交代のために城壁に上がってきた別の兵士に「誰だ?」と誰何(すいか)したときの言葉です。この言葉を挙げた理由として高田さんは、「これは『おまえは誰だ』という意味です。それは、『自分は何なのだろうか』という意味にもなります。『他の誰でもない自分っていったい何だろう』というテーマは、現代に生きる私たちにとって大切なテーマです。シェイクスピアはこの台詞を冒頭に持ってくることで、このことを私たちに突き付けているのだと思います。」とおっしゃいました。

「人間とは何なのだろう」「よりよく生きるとはどういうことなのか」という問いかけは、哲学では大切なテーマです。多くの哲学者はそのことに関して、いつでもだれにでもあてはまる答えを追求してきました。しかし、20世紀になると「他の誰でもない自分とは何なのだろう」「自分らしい自分とは何なのだろう」ということも重要なテーマになりました。シェイクスピアは17世紀の人とされていますが、まさにそのことを先取りしていたのでしょうか。

私は、高田さんのお話に深く感銘を受けました。高田さんとはその後お会いすることができませんでしたが、その一期一会の出会いを大切にしたいと考え、本校に勤め始めたころ、この言葉を演劇部の合言葉にしようと部員に提案しました。みな賛成してくれ、その後、部で作るTシャツやトレーナーにはこの言葉が入るようになりました。部員たちはもちろん高田さんにお会いしたことはありませんが、お芝居を通じてこんな結びつきができたということに、出会いということの不思議さを感じます。

城東演劇部がめざすのは、「かけがえのない自分とは何だろう?」です!

 

■≪不思議の国のアリスの≫帽子屋さんのお茶の会(別役実 作)

平成28年度岡山県高校演劇の祭典(2017年3月19日 久米南町文化センター)

森に棲む帽子屋は、お茶会を開こうとあちらこちらに招待状を出します。でも、本当にお客は来てくれるのか。帽子屋は心配で仕方がありません。はたしてどんな人(動物)が来てくれるのか。プロでも演じるのが難しい別役作品に、高校生が挑戦しました。

 

■ジャージ家族(岡田ゆき 作)

第26回関西高等学校演劇部定期公演賛助出演(2016年12月25日 岡山県天神山文化プラザ)

ここは水野家。ジャージ大好き家族だ!ところがある日突然、長男の希泰(きたい)がジャージを着ないで、しかも婚約者まで連れて帰ってきた!?水野家の将来やいかに??

 

■ざっと・いず・ざ・くえすちょん(さくらももと 作)

平成28年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山東地区大会(2016年10月2日 岡山県天神山文化プラザ)

不登校を「している」3人の高校生。あることがきっかけで、苦悩と葛藤を繰り返しながらも目的をもって学校へ行くことにした。ところが苦労してたどり着くと、そこにあるはずの学校が・・・・ない!

■ちゃぶ台の詩(石原哲也 作)

平成28年度岡山東地区高等学校実験劇場 2016年6月5日 岡山県天神山文化プラザ)

田舎に暮らす有子は歌手になるのが夢。でも、娘がかわいくて仕方がない父は頑としてそれを認めません。さて、有子はどうするのか。よくあるテーマではありますが、石原ワールドらしい心温まる作品です。

 

■PLEASE Mr.POSTMAN -冬木立の子守歌-(古谷修とINAGEDORAMATHE20th 作)

平成27年度岡山県高校演劇の祭典(2016年3月21日 久米南町文化センター)

街の片隅に取り残されたように存在する菜の花郵便局。そこの局員たちは浪人生の孝一の恋を成就させようと、孝一のラブレターを書き換えて相手に届けます。やがてちぐはぐな手紙のやり取りが始まります。人間が自立していくためには、かけがえのない人たちとの出会いが必要だ。そんな思いで作品に取り組みました。

 

■明日、君を食べるよ(なるせゆうせい 作)

平成27年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山東地区大会(2016年9月27日 岡山県天神山文化プラザ)

さなぎの母は畜産農家の男性と再婚します。その家で、さなぎは肉牛のウシのすけに出会います。固く閉ざしたさなぎの心も、ウシのすけとの交流により徐々に開かれていきます。しかし、やがてウシのすけを食べる日がおとずれます。私たちは多くの命をもらって生きている。そんなことをお伝えしたいと思い、この作品に取り組みました。

 

 

■OUT OF CONTROL(大倉マヤ 作)

平成27年度岡山B地区高等学校実験劇場(2015年6月14日 岡山県天神山文化プラザ)

核爆弾が内蔵されたアンドロイド少女たち。少女たちにとっての自己実現は、内蔵された核爆弾を破裂させること。世界各地に配備された核兵器。それらの兵器が本来の役割を果たすとき、いったい何が起こるのか。そんなことを観客の皆さんと考えたいと思い、この作品を選びました。

 

■やさしいあくま(なかむらみつる原作 岡山城東高等学校演劇部脚色)

平成26年度岡山県高校演劇の祭典(2015年3月21日 久米南町文化センター)

絵本作家のなかむらみつるさんの絵本を脚本化しました。なかむらさんからは心温まるメッセージをいただきました。

 

■月の薬(岡山城東高等学校演劇部作)

第24回関西高等学校演劇部賛助公演(2014年12月25日 岡山県天神山文化プラザ)

JOTOブログ2014年12月の記事をご覧ください。

 

■空の村号(篠原久美子作)

平成26年度岡山県高等学校総合文化祭演劇部門岡山B地区大会(2014年9月28日 瀬戸内市中央公民館)

東日本大震災による原子力発電所の事故によって、翻弄さfれる酪農家の家族の物語です。もう一度故郷で牛を育てたい、家族のそんな願いを表現したいとの思いでこの作品に取り組みました。

■ゆめ・夢のあと(宮野尾美紀子作)
平成26年度岡山B地区高等学校実験劇場(2014年6月8日 瀬戸内市中央公民館)

童話でおなじみの白雪姫・オーロラ姫・マッチ売りの少女が死んだ後って考えたこと、ありますか?「冗談じゃないわ!死んでたまるもんですか!」3人は生の世界へ戻るためにシスター・ふくろう・みみずくの助言を頼りに命の水を探しに行くが……。

この作品を通じて人間の醜さや、現実を受け入れることができず足掻いても、その結果が必ずしも自分の望む結果になるとは限らない。その現実を受け入れ前に進んでいくことの大切さが伝わったらいいな、と思い演じました。
今回は1年生の初舞台でもあり、部員皆が初めてづくしの中での稽古でしたが精一杯、稽古に励み演じきることができました。

(残念ながら写真はありません)

 

■「School Aid-今、学校は病んでいる-」 (西沢周一作)
平成26年度新入生歓迎公演(2014年4月 本校コモンホール)
体育祭当日、校庭が畑に変わっていた!?犯人は畑に種までも蒔き、さらにはテニスコートはビニールハウスに…「先生、職員室がまっくろなんですー!」「大変だぁ!プールが色とりどりに!」「調理室から物凄い匂いが〜!」次々に起こる事件の解決に熱血教師が走り回る!全てを知る人は…保健室の先生?!「校長先生、どうして火なんかつけたんですか!!」「それじゃ、私はもう一度燃え具合を見てきます。」
この作品は今までの作品と違いギャグ色の強いものだったので、笑いをとるために思いっきりバカになり楽しむことを目標として稽古に臨みました。新入生歓迎公演ということもあり少しでも楽しんでもらえれば、と思い演じました。

 

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■「祭りよ、今宵だけは悲しげに-銀河鉄道の夜-」(加藤純・清水洋史作)
第23回関西高校演劇部定期公演賛助公演(2013年12月24日岡山県天神山文化プラザ)
平成25年度旭東地域冬季演劇発表会(2014年2月2日瀬戸内市中央公民館)
「僕にとっての一番の幸いって、何だろう。」大切な友達カムパネルラを亡くしたジョバンニは自分のつくりだした幻の中で生きていた。終着駅に辿り着くとどんな願いでも叶えてもらうことができる、という銀河鉄道に乗りカムパネルラと共に旅をするなかで老婆、教授と助手、ゾンビ、そして車掌に出会う。様々な人との関わりの中でだんだんと自分のいる世界が現実ではないことに気づき始めるジョバンニ。しかし幻であることを受け入れられずにいたのだが……。
ジョバンニを通して一番の幸いとは何か、また少年から大人への成長を必ず押し付けられる理不尽さの中での葛藤や輝きを感じました。
今回は1年生2人でメインを演じました。この作品を2つの発表会で公演できたため、密度の濃い稽古と話し合いを重ねることができ私達にとって思い出深い作品となりました。

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■「見送る夏」(越智優作)

岡山県l高等学校総合文化祭演劇部門岡山地区大会(2013年10月5日岡山県天神山文化プラザ)
夏休みも終わりに近い8月下旬。ちっとも終わらない宿題をみんなで片付けようと、早枝子の家に集まった仲良しグループの仲間たち。早枝子の家には居候の茉莉もいる。皆それぞれの思いを抱きながらそれぞれの夏が過ぎていく。そんなお芝居です。

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「・・・腹筋のトレーニングでもなさってたんですか?」

「いえっ、そういうわけでは・・・。」

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大切なものを飛ばしてしまって皆呆然

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花火したかったのに雨!?

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本番前のおめかしです

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舞台上ではこうなります

演劇部
活動紹介 【2013年度】
■岡山市内高等学校実験劇場(2013年6月7日岡山県天神山文化プラザ)
曽我部マコト作『パヴァーヌ』を上演しました。演劇部写真1演劇部写真2この作品は、双子の妹アキを亡くしたユキが、アキの友だちのサナコ、アイコ、ハー、ソーマと出会い関わっていく物語です。私たちは、アキを中心に集まった高校生の変化を描くことによって、死んだ人は二度と帰ってこない、死んだ人と成り代われる人は誰もいないという現実を伝えようとしました。かけがえのない友の死を受け入れることはつらいです。でもそれを乗り越え私たちは一人一人の人生を歩んでいくのだ。そんなことが伝わればいいなと思ってそれぞれの役を演じました。
今回は新入部員4人を迎え、総勢6人で取り組みました。気の許せる仲間たちの雰囲気が出せるよう、楽しく演じることを心がけました。