平成30年2月7日(水)に課題研究GLOBALⅠ 及び GLOBALⅡに取り組んできた1・2年次生が研究成果を発表する課題研究発表会を本校で実施しました。この発表会には、本校生徒だけでなく、岡山県教育庁や大学、県内外の高校の先生や、保護者の方など、72名の方にも参加いただきました。
午前中に行われたステージ発表では、GLOBALⅡ(研究テーマ:経済・産業、国際貢献、環境・安全、教育・文化)の代表8グループと、県内のSGH校である岡山県立岡山操山高等学校及び岡山学芸館高等学校からそれぞれ1グループの計10グループがプレゼンテーションソフトによる研究発表を行いました。英語による発表、また、会場が笑いに包まれる発表もありました。
発表に対しては、質疑応答の時間を8分とっていましたが、どの発表についても多くの生徒から質問が出され、時間が不足するなど活発に議論がなされました。
午後は、1年次生・2年次生の計48グループがプレゼンテーションソフトによる研究発表を行い、また1年次生18グループと岡山県立岡山操山高等学校及び岡山学芸館高等学校からそれぞれ代表2グループがポスター形式で研究成果を発表しました。午後の発表も、午前中と同様に多くの質問が出され、どの教室でも活発な議論が行われていました。4年目を迎え、発表や質疑応答の内容も充実し、大きな進歩が感じられました。
閉会行事では、3年次生の安原さんが課題研究GLOBALⅢの研究成果を発表しました。その後、課題研究発表会について、岡山県教育庁高校教育課の児島指導主事から積極的なプレゼンテーションや質疑応答をほめていただき、加えて「先行研究を調べて自分の意見と区別しよう」「参考文献や引用先を明示しよう」「独自の視点、オリジナリティを追求してほしい」「これからさらに英語の発表や質疑応答が増えることを希望している」と英語で助言いただきました。そして、最後に2年次生の永井さんと1年次生の坪井くんが、1年間の研究の振り返りをしました。
坪井くんは、「GLOBALⅠでは、インターネットや書籍から情報を集め、先生や大学生の方から助言をいただきながら研究を進め、自分としては良い研究が出来たと思っていましたが、先輩方の発表を聞いて、まだまだだと思いました。来年度は、先輩方と同様に現地に足を運び、聞き取りを行ったり、実験を行い検証したりして、深い研究をします。」と決意を述べました。
また永井さんは、「課題研究発表会の質疑応答を通じて、研究で不足していたことや、新たな発見があり、より研究が深まりました。また、発表の中には興味深い研究も多くあり、本当に勉強になりました。答えのない課題にあきらめることなく取り組めたのも、岡山大学の先生をはじめ、多くの方々が支えてくれたおかげです。本当にありがとうございました。今後の人生で壁にぶつかっても、解決できる自信がつきました。」と2年間の取組についての成果と感謝の言葉を述べました。