岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

人文社会学類 学類研修

 6月20日(火)、いよいよ待ちに待った人文社会学類の学類研修がスタートしました。生徒たちは早々と岡山駅に集合し、新横浜駅へ向けて出発しました。

 横浜ではコア科目(選択授業)別に分かれ、文学探究では「神奈川近代文学館」、歴史探究・国際理解では「横浜開港資料館」を訪問しました。近代文学館では港町・横浜ならではの文学や、小説「山月記」で有名な作家・中島敦についての講演を伺いました。開港資料館では、元々田舎の漁村だった横浜がいかに発展していったかを資料を交えて学びました。

 施設訪問を終えたら、バスで横浜中華街へ。皆で横浜関帝廟を参拝して、散策に繰り出しました。名物のいちご飴を楽しんだり、大きすぎる唐揚げに満腹になったりと、思い思いの時間を過ごしました。

 夜には船を貸し切り、横浜港でのディナークルーズ。食事を楽しみつつ、生徒主催のクイズ大会も開催。次第に浮かび上がる横浜の夜景に、皆見入っていました。

 

 2日目午前は東京大学本郷キャンパスの地震研究所へ行き、加納准教授より「地震の歴史をまなぶ」をテーマに90分のご講義を頂きました。『方丈記』や地誌史料のくずし字を読解して地震の記録を実践的に読み解き、生徒たちは集中してメモを取っていました。

 続いては34期卒業生で東京大学1回生の先輩をゲストに招き、交流会の時間を持ちました。「良い点数が出なかった時の対処法」など、生徒たちからよせられた数多くの質問に真摯に答えてもらいました。

 

 午後は都内班別自主研修。「学術的施設を訪問する」ミッションのもと、事前に計画した経路や時間を目安に、それぞれの班で都内を散策しました。国会議事堂や都立美術館など、思い思いの場所で学びを深めました。

 3日目午前は江東区の東京グローバルゲートウェイに入館。2018年オープンの体験型英語学習施設であり、海外をイメージして作られた街並みやプレゼンテーションなどの実践的な学習プログラムに基づき、生徒たちは存分に英語に浸る時間を持つことができました。

 

 午後は東京ディズニーリゾートへ。ランドとシーのどちらかを選択し、日本第一のアミューズメント施設を体感。入場後すぐに絶叫系のアトラクションへ突入したグループが多くありました。途中小雨も降りましたが、皆元気に夜まで非日常の空間を楽しんでいました。

 4日目は旅の最終日で疲れの見える人もいました。最後はコース別研修として、「印刷博物館」「東洋文庫ミュージアム「帝国データバンク史料館」を訪問。それぞれ施設の方に展示についての説明をいただき、皆見識を深める機会となりました。

 

 行きは軽かった荷物も、帰りは満杯。新幹線に揺られて、無事に岡山へ帰着。見慣れた景色に、生徒たちはほっとしていました。

 4日間、旅慣れず少し失敗することもありましたが、最後は皆笑顔で研修を終えることができました。

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