朝日新聞社岡山総局長の村上伸一先生に来校いただき、「イスラエルとパレスチナの今」という題でご講演をいただきました。村上先生は朝日新聞社のナイロビ、ニューヨーク、エルサレムの各支局に赴任されたご経験があり、世界の第一線でご活躍されています。パレスチナ問題は深刻な民族対立であり、その解決は世界中の人々の願いでもあります。今回は紛争の真っただ中に身を置き、活動されたご経験をわかりやすくお話しいただきました。
最初に村上先生が書かれた記事を読み、「この記事の内容が日本で報道されることに、どのような意味があると思うか」について議論しました。
写真を投影しながら、パレスチナの現状について、わかりやすく説明していただきました。
イスラム過激派ハマスの覆面戦闘員。昼間は弁護士、教師、医師など社会のリーダーとして活動している人たちです。上空にはイスラエル軍の無人攻撃機が飛んでいます。いつ攻撃されるかわからない状態での命がけの取材です。
あっという間に時間となり、最後に図書委員長からお礼の言葉です。
パレスチナ問題は、その解決のためには多くの困難が横たわっています。しかし、「関心を持つ」「正確な情報を得る」「解決のために何が必要かを考える」ことは日本に住んでいてもできることです。今日のお話は、そのことを強く感じさせてくれる内容でした。村上先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。