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SGH特別講演会

12月8日(金)東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 北森武彦教授をお迎えしてスーパーグローバルハイスクール特別講演会を実施しました。

北森先生は、マイクロ・ナノメートルサイズの加工で作ったマイクロ流体デバイスを利用した研究に取り組まれており、講演の最初に先生の研究について具体的な説明をいただきました。先生のつくったマイクロ流体デバイスを活用すれば、20M以上もの広さが必要な工場が、性能を落とすことなくわずか2Mの幅で作れるといったことを聞き、生徒・教員ともその発明の偉大さに驚きました。

発明は20年前から取り組まれていたそうですが、その中で「人生はどんどん変わる、その時その時一生懸命やればいい」「新たな発見とは、何もないところから、新しいものを生み出すことだ。」と言われたことがとても印象的でした。

また、東京大学での研究内容や、連携している海外の大学の説明、工学部のそれぞれの学科の特徴などを丁寧に説明いただき、生徒の興味関心も高まりました。東京大学の工学部では大学3年生までは基礎をしっかり学び、そして4年生から答えのない問題に取り組むと聞き、本校でも、答えのない問題に取り組む課題研究を実施していますが、あらためて基礎の大切さを実感しました。

世界各国で活躍されている先生ですが、最後に「挑戦する価値のある大学です。是非、挑戦してください」と東京大学への挑戦を呼びかけてくれました。

「研究方法」や「研究テーマの選び方」などについて生徒から質問が多く出された後に生徒を代表して2年生の土光雄大君が、「何もないところから答えを導き出すことは大変ですが、これからも積極的に挑戦したいです。ありがとうございました。」とお礼を述べました。

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