岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

平成29年度海外修学研修 7日目

7日目は、本格的なEnglish breakfastでした。

Ardmore Berkshire Collegeでtourism(観光学)を学ぶ同世代の学生とセッションを行いました。まず、観光に関する基本的な知識を講義していただきました。基本的な内容を、ゆっくりとした英語で話してくださったので、十分に理解できたと思います。続いて、日本、イギリスの観光地に関するクイズに現地学生ともに挑戦しました。その後、日本、岡山、城東高校の紹介を現地学生に行い、イギリスとの違いなどを話し合いました。同世代とはいえ、教育システムが違うので、3教科しか履修せず、週3日の登校で、アルバイトをしながら、就職に向けて職業訓練や課題に取り組むという生活に、城東の生徒は驚いていました。最後に、城東高校校歌を披露し、セッションを終えました。

その後、プレゼン準備などでお世話になったケイ先生に、先ほどの現地学生とのセッションや研修全体の振り返りを、生徒との対話を通して行っていただきました。発音、語法、聴き手への理解を深め、聴き手の存在を意識したプレゼンをするなど様々なアドバイス、今後の英語学習への励ましをいただきました。特に、難しい英語を使っていることがあるので、シンプルな英語を話すようにとネイティヴの先生から、指摘していただいたことは、普段、意識することのない点だったのではないでしょうか。最後に、It is better to have tried and failed than never to have tried at all.(何もしないより、挑戦して、失敗したほうが良い)という言葉をいただき、振り返りが終わりました。ケイ先生は、元々、城東高校のプログラムの関わる予定のなかった先生で、我々のArdmore Berkshire Collegeでの活動をサポートするスタッフの呼びかけに応じて、ボランティアで指導をしてくださいました。生徒、引率教員ともに感謝の気持ちでいっぱいです。

昼食は、朝食に引き続きイギリスらしい、フィッシュ・アンド・チップスでした。Ardmore Berkshire Collegeは、農業のコースがあり、広大な農場を有していることもあり、毎食、豊富な野菜とともに、たくさんのおいしい食事が、毎回、提供されました。生徒も、しっかり食べて、体調不良をもなく、過ごすことができました。

午後は、ケイ先生のご紹介で、アン先生の英語の授業を受けました。アン先生も、元々はプログラムに関係していない先生で、ご厚意で授業をしてくださいました。授業内容は、失礼なく相手に自分の気持ちを伝えるのに必要な助動詞、仮定法を使って場面に応じた表現を学ぶものでした。ケイ先生がアドバイスしてくださった聴衆の存在を意識するという点にもつながる点です。

その後、過去の海外修学研修で生徒が偶然知り合ったことから、交流の始まったGutch夫妻のお話をお聞きしました。Gutch氏はイギリス人、奥様は岡山出身の日本人で、イギリスに来られて40年とのことでした。Gutch氏は英語で、奥様は日本語で、Gutch氏の日本での経験、奥様のイギリスでの経験、国際結婚についてなどを話していただきました。グローバルという言葉が認知されるはるか前からのお二人の経験談に、奥様の焼いてきてくださったカップケーキと紅茶を楽しみながら、生徒は様々な質問をしていました。

夕食後は、英語字幕で映画を楽しみました。映画の前に、Ardmore Berkshire Collegeでの活動を初日からサポートしてくれた現地スタッフのMJさんが、誕生日ということで、サプライズで、生徒から歌と日本のお菓子のプレゼントを贈りました。Ardmore Berkshire Collegeのスタッフ、Roberts平浩子さん、Kay先生、S.Ram氏、Phillip氏、Ann先生、Gutch夫妻、現地の学生など様々な方々のつながりで成り立っている研修であると再認識した1日でした。そのような研修もあと1日です。明日は、Ardmore Berkshire Collegeを午前中に出発し、元英国首相ディズレーリの邸宅で、現在はナショナル・トラストによって保全されているHughendenを訪れたのち、ヒースロー国際空港に向かい、出国です。

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