岡山城東高校の日々をつづります
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平成29年度海外修学研修 帰国報告会を行いました

3月20日(火)終業式の後、3月3日~11日にイギリスでの海外修学研修に参加した2年次生9名が、1、2年次生全員に向けて研修の報告を英語で行いました。

9名の生徒は、ロンドン郊外のアードモア語学学校の寮に1週間滞在し、そこを拠点に、様々な高校や大学、国際機関などを訪れました。そのアードモアの赤いリボンのネームカードを首にかけ、「出会った人々(The people we met)」「訪問した場所(The places we visited)」「行った学校-高校・大学(The colleges we went to)」「まとめ(Conclusion)」という流れを全員で分担し、スライドを使ってプレゼンを行いました。

プレゼンについては、アードモアで指導してくださった先生からの「見たり聞いたりしたことだけでなく、自分が考えたり感じたりしたことを伝えることが大切。」「(プレゼンの時)あなたらしく。心を開いて。自信を持って。聞き手と話をするつもりで。(Be you!  Be open!  Be confident!  Talk to your audience!)」などのアドバイスを思い出しながら、準備しました。

最初に、ケンブリッジで日本語・日本文学を教えておられるロバーツ平氏や、イギリスの旧植民地の若者支援に力を入れて海外援助を進めるコモンウェルスのラム氏、28期生が偶然散歩で出会って以来、毎年城東生に話をしてくださるガッチ夫妻(奥様は岡山出身の日本人)の話をして、各自が考えたことを伝えました。
特に、自分は何に貢献できるか、批判的思考、援助や協力など人との関わりを通して自分でできることの領域を広げていくこと、他者や異文化を尊重すること、若者の教育などについて取り上げていました。

次に、ケンブリッジ大学や、ロンドン、ナショナルトラストが管理するヒューエンデン邸(元英国首相邸)を訪れて体験したことや感じたこと、またクランフォードコミュニティカレッジで9人がそれぞれGLOBALⅡの研究をプレゼンして現地生徒と交流したり、アードモアバークシャー校で観光学と体育の授業に現地生徒と一緒に参加したり、複数の英語の先生方の指導を受けたりして学んだことを話しました。

最後に、研修全体を通じて大切と実感したのは「異なる国や文化の様々な人たちを理解すること」「自分が考えていることを言葉で説明すること」「行動すること」「前向きであること」であるとまとめていました。

「海外と日本の橋渡しをしたい」「開発援助のため青年海外協力隊などで専門を生かして働きたい」「日本語教師を目指したい」など、彼らはこの研修中色々な刺激を受けて、自分の将来についても少しずつ考えを深めていたようです。
今回は英語での報告でしたが、一人ひとりが肌で感じたことを、きっとこれからの学校生活でも仲間や後輩に自分の言葉で伝え、皆に刺激を与えていくことと思います。

終わりに現地高校の先生からいただいた言葉をご紹介します。
It is better to have tried and failed than never to have tried at all.  Be brave!
(挑戦して失敗しても、全く挑戦しなかったよりはいい。勇気をもって!)

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