岡山城東高校の日々をつづります
岡山城東な日々

歴史探究で校外を歩きました

本校の所在地は「岡山市中区下(しも)」という地名なのですが、それは本校西にある「下」という名前の集落に由来しており、その集落は江戸時代から続いています。「歴史探究」という授業の時間を利用してその集落を訪ねてみました。

学習の一環ではありますが、外を歩くのは気持ちいいですね。IMG_0241トリミング

新しい住宅が増えたこの地域の中でも、昔からの集落は静かで、落ち着いた雰囲気です。IMG_0248トリミング

これらの石造物は、地域の人たちによって、信仰の対象として江戸時代から大切にされてきたものです。中央やや右寄りの家に似た石造物は「ラントウ」と呼ばれています。中には仏様が彫り込まれているはずなのですが、確認できませんでした。長い年月の間に風化してしまったのかもしれません。IMG_0242トリミング

この石造物は、宝篋印塔(ほうきょいんとう)といい、亡くなった人の供養などの目的で造立されたものです。本来は右にある小さな石材が左側の大きな本体の上に載せられていたようです。授業を担当したF氏によれば、ひょっとしたら室町時代にまで遡るかもしれないとのことでした。IMG_0244

皆さんのお住まいの地域にも、このようなものがありませんか? 由来を調べてみると、意外な事実が明らかになるかもしれませんよ。興味を持った方は、下にお示ししたような本を読まれるといいです。DSCN2740

 

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